豪の者よ・・・・・・。
逡巡も情理も、一切無用。
我が剣閃は夢幻、されど無双。
これぞ無限流なり・・・・・・。
我、鬼となりて逝く道、黄泉平坂を
越えるとも、ただ戦いあるのみ。
我を戦慄させんと推したるは僻目で
なきことを切に願わん。いざ参れ!

災いを退けし者よ。
巨大なる念に飲み込まれ、真の瞳を失うことの恐ろしさ、
その愚かなる末裔を見るがよい。
真の敵は己の中にあり。
一片の曇りもなく
我道を行くことが何と難しいことか

・・・・よくぞ我を討った・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・感謝する。

侍魂天下一剣客伝物語

無限・・・・・・されど、無双・・・・・・。
我と対峙せし全ての豪の者どもよ。
無限の剣閃、その眼に刻むべし。

第四戦

服部半蔵
斬紅郎・・・・・・お主、鬼を宿した剣で
御前試合に臨む心胆、
如何なるものか、
旧き知己とはいえ、見過ごせぬ。
壬無月斬紅郎
貴様と疎遠になり、随分経つな。
半蔵、思えばこれまで貴様と
死合うことなどなく、さりとて
死合おうとも思わなんだが・・・・・・
服部半蔵
今は違うと?然らば、参れ!
お主の内に巣食いし鬼、
ここで絶つ!如何なる豪剣も、
拙者の前には無力なり!
壬無月斬紅郎
よくぞ申した、我が友よ!
有相無相を問わず
一切合財を両断せし我が極意、
見事受けてみよ!!

立合い終了後

壬無月斬紅郎
我が剣、忍の極みに通ずること、
此処に実証されたか、
無限流、またひとつ、成ったわ・・・・・・
服部半蔵
・・・・・・不覚!その鬼、我が眼を以て
見抜けぬ程に熟していようとは・・・・・・
斬紅郎、お主、
その鬼に何を望む・・・・・!?
壬無月斬紅郎
鬼の望みはただひとつ。
我の望みもただひとつ。
同じ望み、共に逝く道よ。
違えはせぬ。

決勝戦

緋雨閑丸
・・・・・・誰?あなたは誰なんですか?
僕の中にいる何かが
あなたと似てる・・・・・・。教えて!
そうじゃないと僕は・・・・・・。
壬無月斬紅郎
その刀、大祓禍神閑丸か・・・・・・。
成る程、面白い。
見覚えがあるはずよ。
宗家の者を我にけしかけるか。
緋雨閑丸
どうして!?鬼が目覚める・・・・・・!
僕の中の鬼が暴れている!
あ、あなたを、斬らずには、
―――いられない!!
壬無月斬紅郎
貴様は鬼を宿された身か・・・・・・。
あえて名は訊くまい。
我も名乗るまい。参れ!
貴様の鬼、役目を果たしてみせよ!

立合い終了後

壬無月斬紅郎
貴様の鬼も我を討つには至らぬか。
宗家の鬼を宿せし者なら、
あるいは、と期待もしたが・・・・・・
惰弱なり。
緋雨閑丸
鬼が・・・・・・まだ、暴れてる・・・・・・!
やめて!やめてよ!
僕は鬼なんか・・・・・・!
お願いだよ、助けて・・・・・・!
壬無月斬紅郎
鬼とはな・・・・・・。
人の命の枷を乗り越えること。
己の中の鬼をどうするかは己次第。
我は手を貸さぬ。自らで解決せよ。

血戦

壬無月斬紅郎
問うべきは貴様の力量のみよ。
いざ参れ!
我が剣は無限にして無双!
黄泉路への餞とするがよい!!

立合い終了後

我を戦慄させんと推したるは
僻目であったか・・・・・・。
惜しむらくは―――
次など有り得ぬことか!

魔界大決戦

エンディング


壬無月斬紅郎

世界広しといえども、我を討つに
値する豪の者はおらぬか・・・・・・。
御前試合・・・
くだらぬ催しだったわ。
覇王丸
ちょっと邪魔するぜ、鬼の旦那。
お前さんに客を連れてきたんだ。
まぁ、とりあえず
邪険にしねえで会ってくれよ。
詩織
おじちゃん、鬼・・・・・・なの?
じゃあ、詩織の父ちゃんなの?
壬無月斬紅郎
し、詩織・・・・・・?
馬鹿な・・・・・・何故、此処に・・・・・・。
覇王丸
御前試合に鬼が出るって噂を聞いて
ここまで来たんだと。
知らねえ顔じゃねえんでな、
ちょっと世話焼かせてもらったぜ。
村じゃ鬼の子なんて言われてて
酷いもんだけどよ、
鬼と呼ばれても親は親。
ずっと帰りを待ってるんだとよ。
詩織
父ちゃん、ねえ、
一緒に家に帰ろうよ。
詩織、ひとりはいやなの。
壬無月斬紅郎
我は・・・・・・鬼!
人の命の枷をのり越えた者!
今さら・・・・・・
人に戻ることなど願いもせぬ!
覇王丸
ぼうず! 危ねえ!
下がってるんだ。
鬼の旦那は俺が引き受ける。
命が惜しくはねえのか!?
緋雨閑丸
命なんて・・・・・・惜しくない!
れるものなら斬ってみればいい。
鬼って、一体、何なんですか?
家族を殺めてまで鬼であることに
何の意味があるんですか!?
家族を失うなんて、そんなの
僕はもう嫌なんだ!
やっとわかりました。
鬼は・・・・・・自分の心の弱さを認めず、
目を背けて言い訳を続けて、
そして都合よく生まれてくるんだ!
壬無月斬紅郎
・・・・・・貴様に、何がわかるッ!!
もはや、退けぬのだ!
心身ともに鬼と化したこの身は、
進むより他に道は有り得ぬ!
緋雨閑丸
僕はもう鬼には負けない!
なのに、どうしてあなたは
鬼に屈するんですか!


壬無月斬紅郎
・・・・・・見事だ、よくぞ、我を討った。
これで、良いのだ。
詩織、許せ。父はお前を抱くには
手を血に汚し過ぎたのだ・・・・・・。
覇王丸
そうか、ずっと前から
自分を倒せる奴を待っていたのか。
・・・・・・最初から死ぬ気で。
緋雨閑丸
そんなの、勝手すぎるよ!
この子を残して、
自分だけ楽になろうなんて・・・・・・
そんなの、汚いよ!
詩織
父ちゃん? もう終わったの?
じゃあ、帰ろうよ。
詩織にいっぱいお話してよ。
ねえ、父ちゃん。帰ろうよ。
壬無月斬紅郎
すまぬ、赦してくれ、詩織・・・・・・。
詩織
・・・・・・父ちゃん?
緋雨閑丸
あなたは生きなきゃ駄目だよ!!

その後

一命を取り留めた斬紅郎は刀を捨て、
無限流を捨て、罪を償う旅に出た。
何をすれば己の深き罪が赦されるのか―――
そこから探し出す、長い旅となるのだろう。
娘・詩織とふたりきりの旅は
失われた時と心を、
確実に斬紅郎に取り戻していく。

鬼とは人の命の枷を乗り越えた者。
しかし、鬼を超えたものは人である。
緋雨閑丸が斬紅郎に示した姿が
彼の心のわだかまりを全て壊したのだ。
いつの日か、斬紅郎は死を迎えるであろう。
その刻まで、詩織の為に良き父親として
精一杯生きたいと切に願った。

侍魂天下一剣客伝勝ち台詞(未完成)

脆弱たりとも侮らず、豪猛たりとも怖れざる。
凛呼秋水、ただ黙し、ただ鋼をたつべし。

仇敵が荒神の如く冠するとも、
我、常より畏れず、
粛然として撃の覚悟あるものなり。

屍は何も欲すまい。憐憫は生者の粉飾よ。
我が剣閃にて塵埃に帰すがよかろう。

凛然こそ真の勇気なり。血気の勇は勇ならず。
我が無限の剣、希くは、天地に轟かんことを。

義を弁え、胆を練り、
刻、来たらば身を捨て此処に示さん。
我が剣閃、その身で知るがよい!

天をも崩す我が剣、地をも裂かん刃なり。
遮ぎる叢雲、氷刃疾風となりて斬り拓かん。

憐愍こそ愚弄、無心にて斬奸すべし。

侍魂天下一剣客伝、対人者台詞

橘右京
・・・・・・御身とは因縁浅からぬ仲なれど、
私情は・・・・・・挟みますまい・・・・・・。
神夢想一刀流 橘右京、参る・・・・・・。

柳生十兵衛
無限一刀流 壬無月斬紅郎か。
よかろう。相手にとって不足なし!
新陰流 柳生十兵衛が相手じゃ! 参れ!

萬三九六
が〜はっはっは!
鬼と恐れられた・・・・・・のはアンタやんけ!
ほ、本物かいッ!? どないすんねん!?

 

勝ち台詞(零SP)

遁辞を弄するなど愚策。
道化に命数を費やすなど愚行。

万物はみな因縁により生滅せん。
憐愍こそ愚弄、無心にて斬奸すべし。

飢渇の果て、塵埃に斃死しようとも
地獄の苦楚を恐ることなかれ。

存生の砌に負いし怨憎、我が剣に担いて弔意とせん。
以て瞑すべし。

奸才など我が剣の前には無力。
震慄せし身に、我が兵法刻むべし。


幻よ・・・・・・。真の敵は己の中にあり。
我、心魂を傾け、我道を踏破せん。

血戦台詞

良くぞ来た・・・・・・
などと揚言はすまい。
貴様の腕であれば
我と死合うに相応しかろう。

我が剣閃は無限、されど無双。
鬼となりて逝くは
黄泉路であろうとも、恐れず、
悔やまず、愚直でも進むのみ。

豪の者よ。
兵法極意、全てを以って
―――いざ参れ!
我を超えて見みせぃ!!