覇王丸ED
宝暦13年 武蔵国に生まれる。
幼い頃より剣技を学び、
15歳にして無敵を誇っていたが、
四国の地で柳生十兵衛に破れる。
その出来事で己のおごりに気付き、
世界を回って修行すると言い残し、
家族と離別 一人旅に出る。
その後、旅先で出会った斬紅郎の
娘、詩織から「鬼」の話を聞き、
それを討つと約束。そして、
その「鬼」であった斬紅郎と対決、
これに勝利する。
詩織との約束を果たした覇王丸は
再び修羅の道を歩んでいった。
牙神幻十郎ED
宝暦10年 山城に生まれる。
他人を殺す事を生業とする牙神は、
今回の仕事、斬紅郎の抹殺を終えた。
「フッ、これが鬼だと・・・笑わせる、
この程度ならまだお前の方が斬り
甲斐がありそうだ、なぁ覇王丸」
その後、巨額の報酬を受け取り、
牙神はふらりと何処かへ去っていく。
「・・・・・・つまらん世の中だ、
お前は今、何処で何をしている。
まあいい、お前とは何れ出会うはず。
楽しみにしているぞ、覇王丸。
そしてその時こそ・・・・・・殺す。
緋雨閑丸ED
真っ赤な雨の中、
たたずむ閑丸・・・・・・・・・
虚しさが心をよぎる。
確実に殺したはずの斬紅郎の死骸は
そこにはなく、風景さえも違・・・
周りの木々は無惨に切り倒され、
気が付くと斬紅郎の刀を持っていた。
「僕は・・どうなったんだ?」
閑丸は気が付かない、斬ったのは
斬紅郎の心の「鬼」である事に
記憶は戻らない・・・・・・
しかし、かすかに甦る何かがあった。
「僕は・・・・・・鬼・・・・・・なのか・・・・」
橘右京ED
この世は あはれ何も無かりけり
ただ行き過ぎる 跡無しの夢
20歳
君知りて 淀める川の澄みはつる
水面に写る 初色の花
25歳
過津神 緑の髪の麗しき
夏ひの暮れも 古物語
・・・・・・・・・・・・
我逝かん 倒るる野辺の花褥
君に背を向く六道の辻
服部半蔵ED
こうして半蔵は、
数々の村を全滅させ、民衆を恐怖に
陥れた「鬼」の討伐の命を完遂した。
「・・・村に死臭満ち 路傍に母を
亡くした赤子の泣き声が響く・・・
いかな馴染みとはいえ、お主の狂行
許す訳にはいかぬ・・・・・・
・・・・・・闇に滅せよ・・・・・・・・・」
半蔵の姿は闇に消え、斬紅郎の
屍だけが虚しく雨に打たれていた。
首斬り破沙羅ED
・・・・・・そして青年は闇を漂う。
光が見えぬのが幸いした。
もし見えていたなら
この血まみれの闇の中で
全ての溺死者がそうであるように
彼もまた
きっと自らの流れの中に
沈んでいっただろう。
そして彼は
側を流れる川の音だけを頼りに
あてどなく彷徨い始めた・・・・・・・・・。
千両狂死郎
舞は終った。
斬紅郎の亡骸を見下ろしながら、
狂死郎は今までに無く興奮していた
「今こそ、・・・今こそ世の民草に
我が舞、披露してくれようぞ!」
しばらく後、江戸の町ににぎやかな
お囃子が響いていた。
登り旗には「狂死郎 漢一代記」
と書いてあり、そこにはもう3日も
舞続ける狂死郎の姿があった。
最初は物珍しく見ていた客もしだい
に足が離れ、楽師も次々と倒れて
ついには狂死郎1人となった。
半年後、狂死郎の舞は終わった。
その生涯は、まさに「狂死郎」の
名に恥じぬものであった。
花諷院骸羅ED
死闘は終わった。
花諷院骸羅は鬼の亡骸を見おろし
ながら呟いた。
「断末の瞬間に己の中の敵を倒す
とは・・・・・・まさしく鬼だな。」
「俺の弔いが聞こえるかどうか
分からんが、迷わず成仏してくれ。」
骸羅が去った後、斬紅郎の墓は
「鬼塚」と呼ばれ、村に長く奉ら
れる事となった 。
その後、骸羅は枯華院に戻り、
自らの修行への道を歩み始めた。
リムルルED
だまって出て来てしまって、
ごめんなさい。
私も、ねえさまの様に
私の有るべき道を見つけました。
太陽と月が私を導いてくれます。
村を離れ、何度、満月を
見たことでしょう。
ときどき寂しく感じますが。
風が吹かない場所はありません。
ねえさまが側にいてくれるようで、
不安はありません。
心配しないでください。
私は元気です。
ナコルルED
この自然が自分の物だと考える
愚かな子供達よ、
心の瞳を開きなさい。
そしてご覧なさい。
わたしが授けたその恩恵を。
わたしが与えたその歓喜を。
そして、
わたしもまた、大地に還るのです。
忘れてはいけません。
すべての有は無から生まれ、
すべての無は有に帰するのです。