中国を統一し、新たな王朝を
ワシと共に築ける真の漢・・・・・・
今度こそワシの前に現れよ!
第四戦
アンドリュー
失礼。もしや、貴方は
清にその人ありと謳われた
かの武神王虎殿ではありませんか?
王虎
如何にも、我こそが武神王虎よ。
我が名を知り得ておる、
貴様は・・・・・・そうか、
第零代大統領と噂されておる―――
アンドリュー
私のことをご存知とは光栄です。
アンドリューと申します。
予てより、王虎殿とは
会談を所望しておりました。
王虎
よかろう!
ワシも貴様に興味があるが・・・・・・
まずは、肉体で語り合ってこそ
漢は華よなッ!!
立合い終了後
王虎
ワッハッハーッ!
貴様、なかなかやるではないか!
気に入ったぞ、アンドリュー!
アンドリュー
武神であり知将としても高名・・・・・・。
さすが、王虎殿。
噂以上の傑物ですね。
貴方に会えて、本当によかった。
王虎
その若さで一国を担う貴様の方が
ワシよりも大器であろうが!
ハッハー!
いずれ、存分に語り合おうぞ!
決勝戦
劉雲飛
・・・・・・音に聞こえし武神王虎と
このような異国で会おうとはな。
己の目に適う
真の漢は見つかったか?
王虎
ただならぬ覇気・・・・・・。
同郷にこれほどの人材が・・・・・・不覚!
我は王虎と申す。
貴君の名を御教え願おう!
劉雲飛
ワシの名など何の役にも立たぬ。
既に世を捨てた老骨よ。
一抹の悔いを晴らす為に、
ここに在るだけよ。
王虎
否! 貴君の覇気は世を捨てた
老骨のそれにあらず!
是が非でも、
この王虎の力になっていただこう!
王虎
貴君の卓抜した技量を知りつつ
捨て置くなど我輩にはできぬ!
改めて、貴君の名をうかがおう!
劉雲飛
お主のような傑物が千年前におれば
世を憂い、道を誤ることも・・・・・・
―――劉雲飛。
それが捨てた我が名だ。
王虎
おお! 雲飛殿と申されるか!
今、天運、我に有り!
我、人を得ることついに叶うか!
―――ぬぅ!ワシを狙う刺客か!?
血戦
王虎
この世を乱す諸悪の根源めが!
この王虎の前に姿を現したこと、
後悔するがよい!
葬ってくれるわッ!
立合い終了後
王虎
ワッハッハ!
これでひとつ、
世を乱す元凶が消えたか!
悪逆に屈する王虎ではないわ!
ある者はワシを”武漢王”と呼ぶ。
またある者はワシを”武神”と呼ぶ。
―――その枕詞は伊達ではないわッ!!
遠からん者は音に聞け!
近からん者は目にも見よ!
我こそは武神王虎なり!
敗れて良いものか! 栄光を逃してなるものか!
立ち上がれぃ! 貴様が真の漢であるならば、
漢の誇りが何故に敗北など容認できようものか!
求められるのは、ただ純粋なる強さ。
斬り合いに強い者が、勝ち残り、生を掴み取る。
つまるところ、それが何千年も変わらぬ原点よ。