上に戻る

ファンの間では結構存在が知られている2年後バージョン。これはTVシリーズから2年後、
アキが自ら当時開発中であったテックシステムの実験台としてテッカマンとなり
守るべき者のために命をかけるストーリーである。
実は今回のOVAシリーズの企画当初は、この2年後のストーリを描く予定で進められて
いたが、あまりにも内容が暗いために、その内容を踏まえた上で10年後に舞台を移し、
希望を持った若者達に焦点をあてたストーリーに変更することになった。それが今回の
OVAシリーズである。
既に2年後バージョンの頃から企画と平行してデザイン作業を進行し、10年後に舞台を移す
時点ではアキテッカマンと異星人テッカマンのデザインはほぼ決定稿に近い物になっている。

※アキテッカマンについて考えていた事を箇条書きにしてみた。

・アキはラダムによって素体フォーマットを受けたわけではないため、ぺガスシステムに
よって素体を介さずにダイレクトにテッカマンとなる。
つまりテッカマンではあってもきわめて素体に近いテッカマンである。
ラダム側テッカマンとの戦闘において、生身のサンプルからのテッカマンでは戦闘力
に限界があることが判明。そのデータを元に、ラダムによって素体フォーマットを受け
た人物をテッカマンへと再フォーマットする研究に変更される。そして新生テッカマン
達の誕生に到る。

・髪の毛、硬質感のある素材と軟質のジャケット、腰から伸びる布状の素材。
「それぞれの材質感の違いを、動きの中でどの程度表現が可能なのか?」
という試みの基に設定作業をしてみた。

・アキテッカマンはボルテッカも撃てなければ、自製の武器もバーニアさえも持たない。
そこでランサー(実は銃剣にもなっている)とワイヤーに関しては地球製の武器を使用している。
自製の武器もバーニアも付けなかったのは、TVシリーズにおいてアキ自身の非力さを表現するため。
地球製の武器はアキにとってTV最終話での「私には何もしてあげられないのに」に対する答え、
またはそのオマージュでもある。
アキテッカマンがエビルのランサーを加工して使っているのも、自分の弱さを打ち消すため。
「愛するものを守るためなら悪魔にも命を捧げる」決意の表れでもある。

・デザインイメージは「鬼」
髪の毛を振り乱すことによって冷酷さと悪魔のような残忍さを表現したかった。
だからイーベルの様にまとまった髪ではなく、本物の髪の毛でなければならなかった。
OVA2話の戦闘描写で、普段は伺い知れないアキの「生き様」TVシリーズから
の苦闘に満ちた日々を少しでも表現できる手助けが出来ればと思いながらデザインしている。
「アキの心の奥底を写す鏡」のイメージをアキテッカマンのデザインにこめたかった。

・アキテッカマンには正統テッカマンとの区別要素として、えりに紋章がついている。
これにはもう一つ、おのれに対する「かせ」と、命を捨ててでも守り抜く「意思」の
象徴という意味合いも含んでいる。その目的が達成される日がくるまで、あのえりが
緩むことはない。つまり「孫悟空の頭のリング」に近い存在だ。

 

以後は大城が適当にまとめた

・一話の異星人テッカマンは「つよし君」
・二話の異星人テッカマンは「弱男」「弱子」
・三話の異星人テッカマンは「イカテッカマン」または「ブルジョアテッカマン」
・五話のデッドのテックセットはハカイダーの変身が元ネタ
・テッカマンミハエルは「礼服を着た僧侶」のイメージ
・テッカマンミハエルの首の付け根にある顔の人物は2年後バージョンに登場するDrフレイルという女性、
元々はスペースナイツ所属で素体テッカマンへの意見の相違でスペースナイツを離脱、
その時アキ同様テッカマンへとフォーマットし、反乱の象徴としてブレードのランサーを保管区域から
持ち出す。
・テッカマンミハエルの片割れは第二次ラダム戦役の生き残りか単独潜入でもした異星人テッカマン、
実はこの辺りは何も考えてなかった。
・ミハエルは何故合体しているのか>合体することでブラスター化している、実はフレイルが実験を
握っている。
・実はNEWブルーアース号はペガスが管理している(笑)